歴史や伝統を持ち、ブランドとして息が長く、また多くの人に支持される信頼感や社会的な一般性を備えるブランド群がベーシックデータ。
社会的集団への帰属意識が強く、周囲からの逸脱を望まない。無難でオーソドックスなスタイルが多い。
無難で、集団の中で浮かないことを最も大事と考える。特に自分の服装や持ち物の趣味について意識することはなく、他人にどう見られるかが唯一のよりどころ。恥ずかしいという意識を人一倍持っている。
集団帰属型の従順な人。自分の都合よりも仲間との付き合いを優先する。決められたスケジュール通りに行動するのが好きで、先輩後輩の関係を大事にする。組織の中での上昇志向が強く、出世することを常に希望している。自分の将来像を明確に持っており、それに向かって外れることなく上っていくように努力している。何かに所属していることに強い自尊心を持つ。
9つのステージの中で、トラディショナルステージに分類される人は、全体のほぼ4分の1と最も多い。年齢や世帯年収のバランスで見ても、3万人の全体平均に近い傾向にある。
オンではラルフローレンやニューヨーカー、Jプレスなどのオーソドックスで定評あるブランド、オフではギャップなど、こちらもカジュアルでは定番のブランドを好む。飛びぬけたアレンジは敬遠する。
こうあるべき、という主張は少ないが、だめなものの線引きは明確で、大多数の人に認められていなければだめなのである。また、自分の主張・個性を発揮しようとする意識が弱く、趣味なども少ない。
広告メディアに対する信頼度は、どのメディアも全体平均とそれほど違いがないが、オーセンティックステージと同様ラジオや新聞などの広告への信頼度がやや高い。また、ブランドの定評や周囲からの評判を気に掛けたり、周りの人とはなるべく同じもの、近いものを持ちたいという意識が強く、自分の主張よりも、いかに周囲にフィットするかをブランド選択の基準としている。